千代泉酒造所
皆様はこの酒造所の泡盛を飲んだことがございますか?
宮古島の北頭 狩俣地区で戦後まもなく創業し
地域に愛された家内経営の小さな酒造所は、
残念ながら2013年頃から製造ができなくなり
惜しまれつつも2018年に廃業することとなりました。
そんな中、泡盛倉庫では酒造所内に取り残されていた貴重な原酒の味を確認し、
『この泡盛が廃棄されるなんて・・・泡盛を愛して生かされている者としてありえない。』
と、一念発起し、仲間と共に【誇酒プロジェクト】を立ち上げました。
泡盛はこの土地で600年にわたり歴史を積み重ねてきた
魅力あふれる素敵なお酒です。
國酒-ロイヤルスピリッツ-として、
日本や、アジアを中心に世界中の一流の人々に飲んでいただき、
おもてなしの最上の一品として磨かれた琉球の宝です。
そんな誇りある泡盛も
70年前の戦争の影響により
飲み方や泡盛の価値・概念は一から再スタートを切らなければいけませんでした。
あれから70年の月日が流れ
私たちの身近には当たり前のように泡盛があります。
とはいえ、その価値は本来の泡盛の姿にはまだまだ遠く及びません。
しかし、今日の泡盛の持っているポテンシャルは、既に世界中の人々を幸せにしてくれる力があります。
後は、その魅力に気付いた私たちが信念を持ち、引き出してあげることができるか・・・
多くの表情をもつ泡盛たち。
そして、この千代泉酒造所の最後の泡盛も魅力あふれる泡盛のひとつです。
製品化にあたり、残念ながら長年親しまれた呼び名〈千代泉〉は商標の問題もあり扱うことができませんでした。。
新しい名前を名付けるにあたって、ふさわしい呼び名を考え尽くした結果。。。
辿り着いた答えが
[31/32]
です。
この数字には2つの想いがあります。
ひとつは、タンクナンバー
泡盛の貯蔵環境は様々ですが、お酒だけでもゆっくりと確かに熟成するのが泡盛の良いところです。。
廃業した蔵を訪問し、目にした二つの大きなタンクにしっかりと可能性を感じる泡盛の原酒があったからこそ、このプロジェクトをスタートさせました。
その二つのタンク番号が31号タンク、32号タンクでした。
もう一つが、暦です。
31とは、ひと月の一番最後の日付。
これ以上の数字は来なく、新しい月に替わり1日がやってきます。
また、新しい1年が始まり、時を重ね、お酒も私たちも豊かさを積み重ねてきました。
千代泉酒造所は、31日で終わり、新しい1日に向かうことができなくなったのです。
このプロジェクトは酒造免許を引き継いだわけではないので、泡盛を増やすこともできません。
残った泡盛を大切に飲んでいただく、終わりに向かっていく事業。
きっとそれは、来るはずがなかった32日目を泡盛の神様からいただき、その一日をつかい多くの皆様に、千代泉の、泡盛の可能性を伝える使命をいただいたプロジェクトだと実感しております。
最後の泡盛を通して、お酒に命が有ることを伝えることができたら。。。
そして、その先に私たちの身近で愛すべき文化に目を向けるキッカケになれば。。。
私たちが口にした一滴がきっと未来の泡盛へと繋がっていきます。
一緒に泡盛の未来を歩みましょう。
誇酒プロジェクト代表
泡盛倉庫
比嘉康二
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※プロジェクトに対するお問い合わせ、取り扱いにつきましては下記より。
https://thebase.in/inquiry/kosyupj
※WEBサイトにて泡盛からはじまるストーリーをお届けいたします。
※31/32の購入は下記サイトより。。
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#泡盛 と共にプロジェクトもしっかり成長してまいります。
#最後の泡盛 を通して泡盛の出会いを
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